「すっちゃん!?」 「おうおう、いたいた。木部ちゃーん!」 上での再開はどこか穏やかな雰囲気だった。何も悪い事は してない、そう思えば嫌な気分にはならなかった。 話すことは、やはり木部のやったことが正しかったのかどうか。 「でも、俺は木部ちゃんのやったこと正しかったんだと思うで?」 「そう・・・なんやろか。でも、俺が余計な事しなかったら・・・  オレもすっちゃんも死ぬ事なかったんや・・・  嫁を残す事も、子供を残す事も・・・なかったはずなのに・・・」 痛みや辛さを噛み締めれば噛み締めるほど、 さっきの痛々しい光景を思い出して、涙があふれてきそうだった 「気ぃ落とすなって、木部ちゃん・・・」 ビッキーズの死で、本気になった奴らもいれば、 命を最後まで守り通そうとする奴らもいる。 「木部ちゃん・・・」

――・・・見てみ、俺らの仇を取ってくれる人がいるんやで? 木部ちゃんはこのゲームを止めようとしただけで、あそこにいた奴らの ため、自分のため、オレのため、嫁のため、子供のために・・・ 勇気だして止めようとしたんや。それは立派なことやとオレは思うんや。 だから嫁さんも子供も怒ってないとおもうで?

俺らは・・・・・・正しかったんや。

本編  進む

SEO [PR] おまとめローン 冷え性対策 坂本龍馬 動画掲示板 レンタルサーバー SEO